2017/09/10

VRSC Fender Base Plate 51220-07 切削加工

 V-RODのフェンダーベースプレートはシーシーバーやバックレストを取り付けるには必須ですが、キャリアサポートと兼用でキャリア取付部分が尻尾のように出っ張ったデザインになっています。タンデムはするけどキャリアは取付けない人とって余計な部分です。特に折角のGTラインペイントを隠してしまい余計に邪魔で仕方がありません。


 幾度かBAD LANDでフェンダーベースプレートのキャリアサポート部分だけを切り落として欲しいとお願いしましたが、鉄鋳物は切断すると金属が脆くボロボロと崩れてしまい最終的にはフェンダーベースプレートが割れてしまうので加工不可と何度も断られていました。当時の工場長だけではなくオーナーにも同じお願いをしましたが断る理由の説明は同じでした。(切削加工が駄目ならワンオフでフェンダーベースプレート作ってとお願いしたらそれも断られました。)

 しかしこのフェンダーベースプレートって磁石がくっ付きません。本当に鉄なのでしょうか。本当にボロボロと崩れるのでしょうか。 段々本当の事を確かめたくなりました。


 フェンダーベースプレートの背面を見るとリアフェンダーとの擦れ防止にスポンジが貼ってあります。このスポンジをよく見るとキャリアサポート部分辺りが肉抜きされていて切削には好都合です。


 スポンジを剥がしてみると予想通りキャリアサポート部分付近だけ肉抜きされています。切削可能である事を確かめたらもう自分でやるしかありません。


 高速切断機を使ったら所要時間5分も掛からずに拍子抜けする程あっさり何事もなく切れました。


 あとは自然で違和感が無い曲線になるようにディスクグラインダーで丁寧に研磨して出来上がりです。ここまでとても簡単でした。


 こんなに簡単な作業なのに何故BAD LANDは頑なに断わり続けたのでしょうか。