2016/05/15

ワンオフカスタムの限界

 このワンオフパーツは何かお分かりになる方はいらっしゃいますか。 答えはポータブルナビのマウントアームです。この小さなパーツで製作費は2万円でした。

  もっと違う設計をお願いしていた筈でしたが完成したのはこちらでした。何故お客さんの意向を無視したのかは分かりませんが設計を変更するならば相談して頂きたかったので残念です。


  カスタムショップにはお客さんと一緒に理想のカスタムを設計する人、お客は口を挟まずにカスタムバイクはカスタム屋に任せて自由にやりたいようにやらせてくれと言う人、親身に相談に乗ってそうだけど実は自分がやり易いようにお客さんを誘導している人、腕はピカイチなんだけどとにかく寡黙過ぎで仕事が終わってからそれなら先に言ってくれれば良いのにってなる人もいらっしゃるかと思います。それは多種多様でありショップの個性だと思いますのでそれはお客さん側がどのようなショップなのかをよく見極めて選ぶのがベターだと思います。

  また価格も同様かと思います。不安なほど安いところもあれば、とても親身な価格で申し訳ないところもあれば、他に何かあるのかと思う程とても高い見積もりもあります。納期もさまざま。そこまで早いと手抜きを疑う程の人も居れば、いつまで経っても音沙汰無しも居れば、納期をきっちり守る人も居ます。

 そして、そして最後に出来上がりもさまざま。

 予想以上に素晴らしい出来上がりで感動することもあれば、頼んだパーツと違うものをオーダーしてミスしたのにも関わらずそのまま取り付けて押し切られたり、相談した内容を無視して違ったモノが出来上がって来てけどドヤ顔で自慢される事もあれば、拘った点をすっかり忘れてしまい期待した仕上がりでないこと、納期に追われて急いで作業したので無理矢理作業され雑に扱われたり、お金払ってあるのに頼んだ整備も忘れてたりもあるでしょう。ショップと仲悪くなりたくないからブログには書かきませんが、僕も本当に色々な事がありました。

 でも、もうこれ以上ワンオフカスタムショップに僕のミーガンちゃんを任せるのは疲れてしまいました。これだけに限りませんが最近思う事が色々あり、バイク系の人間関係にも疲れ果てました。カスタムもツーリングも一人でやるのがいい。
 ちなみにこのアームがきっかけではありません。使わなくなって取り外したワンオフカスタムパーツがたまたまあったので写真を撮っただけです。

 今までは餅は餅屋だとずっと頑なに拘り、バイクは自分でカスタムするのは止めカスタムショップを信頼しようと誓っていましたが、このポリシーを撤回します。
 ワンオフでどんどん乗り難いバイクになり整備性も汎用性が狭くしてしまいました。これからはユニバーサルデザイン思想で乗り易い整備し易いバイクにしていこうと思います。だからこそ自分なりの理想をもっと深く追求していく為に、まずは自分で愛車整備してバイクの理解を深めて行こうと思います。

 さぁ、まずは一生付き合えるしっかりした工具を買い揃えよう。