2016/11/26

brembo ラジアル RCS マスターシリンダー オーバーホール その2

 近藤ねじ工房で製作して頂いた段付きシャフトでレバーレシオ部分を分解します。まずは段付きシャフトをピボットピンに挿し込みます。


 brembo ラジアル RCS マスターシリンダーを壊さないようにあて布で保護してからプラスチックハンマーで叩きます。そろそろ無反動ハンマーが欲しいなぁ。


 近藤ねじ工房の段付きシャフトはバッチリでした。ちょうど1/4ほどカラーが外れてきました。順調そうなのでこのまま作業を進めます。


 パッカーン。無事外れました。お見事。



 レバーレシオ部分のパーツはこれが全てで、押しスプリング2本、カラー1本、レバーレシオ本体です。


 レバーレシオを別角度から撮影しました。やっぱり結構汚れていますね。組み上げる前にパーツクリーナーでキレイに磨き上げましょう。


 押しスプリングはめちゃ錆びてます。錆取りします。


 押しスプリングがレバーレシオに当たる部分も錆痕が酷いです。


 カラーパイプを計測してみました。全長9.5mmです。


 カラーパイプ直径はΦ10mm、厚さ1mmでした。十分未だ使えるのでこのままこれを磨き上げるか、カスタムで黒色ステンレス丸パイプにしようか悩みます。


 押しスプリングは自由高さ9.5mmです。外径はアナログなノギスだとΦ2.8mmでしょうか。デジタルノギスで正確に測りたくなります。但し、レバーレシオの押しスプリング取付け寸法をよく確かめるとΦ3.0mmでもまだまだ十分余裕そうです。レバータッチを固めにしたい場合は押しスプリングを大きくするのもアリかもです。


 某バイクショップのブログで、この押しスプリングを研磨して平らにしていましたが、僕のはこれを見る限り充分平らです。


 最後に押しスプリングは錆取りしました。これではまるでスプリングの錆取り漬物ですね。