2017/02/27

V-ROD フロントフォーク 塗装剥がし

 ガンコート塗装に出す前の地味な作業です。まだ塗装剥がし残しが目立ちます。いくら下地処理は塗装屋さんがやってくれると言えども、塗装に出す前にもっと綺麗にしなきゃ。


 同じくガンコート塗装するbrembo ラジアルRCS マスターシリンダーの鋳造箇所も均して綺麗にしました。こういう細かい所が気になる器の小さな正確に自己嫌悪。




2017/02/25

RACE TECH High Performance Fork Springs S4430100とGOLD VALVE FEGV S4901

 フロントフォークを正立のままで行くか倒立に買い換えるか散々悩んだ末、正立のままで行く事にしました。フォークは本当に奥が深いです。倒立に変える前にもっと出来る事あるだろう、自分の中でもっと正立を突き詰めてからにしようと考えました。

 Harley-Davidsonの世界は無駄なカスタムが多いです。ヨーロッパから輸入した拘りパーツとか、レースで培った技術をフィードバックしたレーシングパーツとか、某社にも採用された拘りの塗装とか、市販されてないから拘って作ったワンオフパーツとか・・・。オレって妥協しないんだよねーってドヤ顔カスタムをするお客さんとショップが多過ぎます。そのくせ慣らし運転ぐらいの距離だけ乗ったら飽きて売っちゃうようなヤツはクソくらえ。壊れるまで徹底的に乗りこなしてこそ設計者の意図やメーカーが目指すものが見えてくると思っています。

 そこで正立のまま行くと決めた以上は、まずはもっと自分に合ったスプリングレートかつ機能的な正立フロントフォークにしようと思い、パーツ類をスプリングから全て一新する事にしました。


 まずはどれのメーカーのスプリングにするか色々悩みましたが、自重や用途等を考慮した結果細かくスプリングレートを選べるRACE TECHにしました。また後述のゴールドバルプを使いたかったので揃えました。
 某ブログでショップが用意したRACE TECH試乗車に乗ったけど、ふわふわだったからprogressiveを購入した記事を拝見しましたが、自重に合ってなければ当然そうなる筈だし、更にprogressiveのスプリングもレートを考慮せず単に固くしただけ+スプリングを交換しただけならば、フロントフォークの動作としては何の向上もないでしょう。


 スプリングレートは1.00kg/mmを選択しました。ちなみにHarley-Davidson純正のSHOWA 43Uはスプリングレートは0.69kg/mmです。


 スプリング短っ!!! 43.5×300mmです。純正のスプリング長から見るとちょっと不安になりますが、冷静に考えると短くなってこそ理論的に合ってます。


 スプリングと合わせて目玉商品がこれです。ゴールドバルブ カートリッチエミュレーターです。これで純正正立フォークを見違えるようにしてやるー!!!


 その他にシール類等も合わせてRACE TECHで注文しました。


 最後に購入価格です。今回はRACE TECHのテクニカルサポートと相談しながら製品を選んだので直販しました。日本での正規代理店であるGREASED LIGHTNING MOTRCYCLEより購入しました。

 日本では色々なショップが取り扱っているので標準小売価格が分かりませんが、おおよそスプリングは12,000-15,000円位、ゴールドバイブは20,000-25,000円位だと思うので、他の細かいパーツも合わせてオーダーした事を考慮すると、直販で購入した事で結果的にかなりのお手頃価格で購入できました。

RACE TECH ゴールドバルブ エミュレーターキット FEGVS4901 19,379円(169.99USD)
RACE TECH インナーブッシング スーパースリック FMBI49201 4,559円(39.99USD)
RACE TECH アウターブッシング スーパースリック FMBO491515 5,698円(49.98USD)
RACE TECH フォークスプリング(43.5×300 1.0kg/mm) S4430100 14,819円(129.99USD)
RACE TECH SHOWAフォーク ダストシール 49mm FSDS49P 3,190円(27.98USD)
RACH TECH SHOWAフォーク オイルシール 49mm FSOS49P 2,506円(21.98USD)
RACE TECH 銅ワッシャー 8×13 HMWC0813 569円(4.99USD)

送料(国際送料、国内送料) 4,034円
輸入税(0.08%) 3,652円
小計 53,334円



2017/02/20

V-RODにベアリングはいくつあるのか

 V-RODにはベアリングがいくつあるのか数えました。

14794-01K 左ベアリング(エンジンバランサー)
14795-01K 右ベアリング(エンジンバランサー)


8026K ベアリングx3(トランスミッション)
8027K ベアリングx2(トランスミッション)
8028K ベアリング(トランスミッション)
8029K ベアリング(トランスミッション)


8885 ベアリング(クラッチ)


9254 ベアリング(スプロケット)


9252 左ベアリング(ABS車フロントフォーク)
9276 右ベアリング(フロントフォーク)

ホイールスピードセンサー側に取り付けるベアリングは、外径52mm、内径25mm、厚さ18mm
反対側はスタンダードなベアリングで、外径52mm、内径25mm、厚さ15mm


9252 右ベアリング(ABS車リアフォーク)
9276 左ベアリング(リアフォーク)


48300-60 ローラーベアリングx2(ステム)
48315-60 ベアリングカップx2(ステム)


9208 ベアリング(リアフォーク)


9278 ベアリング(フォークロック)
48315-60 ベアリングカップ(ステアリングヘッド)


 要約すると、8000番台のトランスミッション関連は、8026K ×3個、8027K ×2個、8028Kと8029Kと8885は1個ずつ。
 9000番台の車体関連は、9252と9276 ×2個ずつ、9254と9208と9278は1個ずつ。
 エンジン関連は14794-01Kと14795-01Kは1個ずつ。
 最後にステムに48300-60が2個、48315-60はベアリングカップですが合わせてメンテナンスした方がいいので3個です。




2017/02/19

DRC フォークシールドライバー D59-26-005

 フォークシールドライバーを購入しました。

 雨どいを使って工具をDIYする方や合わないサイズのフォークシールドライバーで代用する方もいらっしゃいますが、またオイル漏れを起こしなくないので適したサイズの工具と正しい作業をしたいので、今回はオフローダーで有名なメーカーの工具を選びました。オフロードならばフォークを分解清掃する事も多いはずなので、その経験が工具作りに生かさせているのではないかと思いました。


 40/41mm,42/43mm,45/46mm,47/48mm,49/50mmで付属アダプターは5種類です。実は49mm専用が欲しかったのですが探した限りでは無く、Harley-Davidsonのサービスガイドでどのような工具を使っているか調べたところ、サービスガイドでも49/50mm共通品を使っていました。


 これはランジ型なのでシールを打ち込み易い形になっています。


 一番小さい40/41mm共通アダプターだとこんな感じです。


 一番大きい49/50mm共通アダプターだとこんな感じです。


 最後に購入価格です。いつものように価格調査したところ、eネット通販 楽天市場店が最もお手頃価格でした。

DRC フォークシールドライバー 40mm-50mm D59-26-005 小計 6,379円(税込)
送料 700円
合計 7,079円




2017/02/18

V-ROD リアブレーキキャリパーの分解

 リアブレーキキャリパーのピストンは蓋があるので、フロントブレーキキャリパーのそれと違ってハンドツールでは外れません。ピストンの中心の穴に向かってエアを吹けば外れるとの情報も見かけましたが、エアツールもエアコンプレッサーなんて持ってないし。


 さぁーて、どうするかとなりますが、自転車用空気入れを使えばピストンを楽に押し出して外す事が出来ます。

 楽に外せると言いつつも、僕は段取りが悪かったので結構苦戦しました。(苦笑)
 ピストンを空気圧で押し出して外しますので、4ポッドのピストンがタイミングよく同時に外れなければなりません。1ポッドでも先に外れてしまうとそこから空気が漏れてしまい、他のピストンが外せなくなるからです。


 苦戦中です。ピストンが1つだけ先に外れてしまい押し戻したり、しまいには3つ外れたのに1つだけ外れなかったり・・・。何度繰り返したでしょうか。
 これも一見すると4ポッド共にうまく外れている様に見えますが、ここまでピストンを押し出しても取れません。ピストンを傷付けられないので工具は使えないので苦労しました。


 散々苦心した結果、ようやく良い方法を思い付きました。タイラップを巻いてピストンの押出量を調節すればうまくいきます。タイラップを巻いて押出量を調節したらなんと一回で上手く外れました。これを最初から思い付けば・・・。


 この後のキャリパーボルトやブレーキパッドピンの外し方は、フロントブレーキキャリパーの分解手順と同じです。


 リアブレーキキャリパーの分解が出来ました。これから清掃します。
 参考情報としてリアブレーキキャリパー裏面に刻印された型番は「9863」と「9282」でした。フロントとリアのキャリパーの違いはリアはエア抜き用のブリーダーが付いている事だけで、それ以外に使用しているパーツはフロントと全て同じです。よってピストンやシール類はフロントブレーキ用のパーツを流用出来ます。


 キャリパーボルトは錆でボロボロなので新品と交換します。この機会にメンテナンスして良かったです。


 ブレーキピストンに薄く傷が付いてました。これがリアブレーキの動きを渋くしていた原因だと思いますので、ブレーキピストンも新品に交換したと思います。





2017/02/14

やっと来たヒートデーモン修理パーツ

 日本ではヒートデーモンのスペアパーツキジマで取り扱いがありますが、直接ヒートデーモンから購入した方が安いです。

 しかしオーダーはウェブから簡単に行えたところまでは良かったのですが、配送中に税関で何故か停まってしまったようでなかなか届きませんでした。でも何とかか無事届いて良かったです。やっと来た箱がこちらです。うーん、デカいの一言。


 オーダーした物は判っていても、このスカスカな箱の中身は開けてびっくりです。笑える。


 まさか防水ワイヤーコネクターまで添付されているとは。先走って国内で買ってしまったんので、価格よりも二重オーダーしてしまった事がショックです。


 最後に購入価格です。今回は1USD=約116.53円でしたので、今回のお買い物合計は8,508円でした。 キジマでは同じスイッチがSY-999015として9,000円で販売されていますので、日本での標準小売価格と比較すると492円お得になりました。

Replacement Four-Level Motorcycle Controller for Metric Internal - Black 215103  6,986円(59.95USD)
送料(First Class Package International) 1,522円(13.06USD)
合計 8,508円(73.01USD)




ディスクブレーキセパレーター ピストンスプレッダー

 酷い作りの工具でした。買って箱を開けた時から中古品かと間違える程に塗装が傷だらけでボロボロです。


 鋳物の表面もザラザラで凹凸もそのまま。


 使用頻度が低いと予想出来る工具はついつい値段が安いものにしてしまいがちですが、この工具を見た瞬間今度からは高くてもちゃんとした工具を買おうと決めました。

 最後に購入価格です。いつものように価格調査したところ、今回は安物買いの銭失いになってしまいましたが、GARAGE COLLECTION 楽天市場店が最もお手頃価格でした。

ディスクブレーキセパレーター ピストンスプレッダー 2,200円(税込)
送料 無料




2017/02/11

ASTRO PRODUCTS パイロットベアリングプーラー AP100003

 これが無いと外れないので、SSTはなるべく集めたくないけど買うしかありませんでした。


 最後に購入価格です。ASTRO PRODUCTS 平塚店で購入しました。

ASTRO PRODUCTS パイロットベアリングプーラー AP100003 3,700円(税込)





ASTRO PRODUCTS フロントフォーク ダンパーロックソケット AP071007

 無くても出来そうですが、あればあったで作業が滞り無く進むし、折角寄ったついでに購入しました。


 最後に購入価格です。ASTRO PRODUCTS 平塚店で購入しました。

ASTRO PRODUCTS フロントフォーク ダンパーロックソケット AP071007 680円(税込)

小計 0,000,000円(0,000.00USD)


KNIPEX 精密スナップリングプライヤー 軸用スナップリング 49 11 A1

 先日穴用は購入しましたがスナップリングプライヤーが相方が居なくて寂しそうだったので相方の軸用も購入しました。この濃灰色の亜鉛合金メッキがカッコいいです。


 しっかりカチッとした動きはさすがKNIPEXだと思います。分解したことないですがKNIPEXのプライヤーはバネがジョイントの中にあるそうなので戻りの動きもスムーズで滑らかです。さすがKNIPEXですね。ぱっと手に取って見ただけでは気が付かないような細かいところまで作り込んでいます。


 最後に購入価格です。ASTRO PRODUCTS 平塚店で購入しました。

KNIPEX 精密スナップリングプライヤー 軸用スナップリング 49 11 A1 3,190円(税込)




V-ROD フロントホイールの分解が途中で失敗

 ホイールを分解します。


 ブレーキディスクプレートを外します。外したプレートはきれいに清掃します。


 ABSセンサー側のベアリングは奥まっています。組み付ける時に要注意です。


 ベアリングの外径は52mm、内径は25mmでした。


 先日購入したベアリングプーラーをセットします。

 ベアリングが全然外れません。爪にベアリングをひっかけるところまでは出来るのですが、コマを回してベアリングの内径に合わせると爪がずれてしまいベアリングから外れてしまいます。どうして?と思いよく工具を見ると・・・。


 緑色の輪ゴムで三角形を作ってみました。写真が良くないので分かり難くすいません。本来は正三角形になるところが二等辺三角形になっているのがお判りでしょうか。コマと爪がずれています。そりゃうまくいかないわ・・・。結局この工具購入先に事情を説明し返品しました。


 工具が無いのでここで作業ストップになり、この後は分解清掃だけにしました。カラーを取り外すと空洞になっているホイールの内側が見れます。プラスチックを開けると雨水だと思われる大量の水分が・・・。手が届かないので乾燥させます。

 水分が完走したら蓋を閉じて分解清掃の完了です。