さぁーて、どうするかとなりますが、自転車用空気入れを使えばピストンを楽に押し出して外す事が出来ます。
楽に外せると言いつつも、僕は段取りが悪かったので結構苦戦しました。(苦笑)
ピストンを空気圧で押し出して外しますので、4ポッドのピストンがタイミングよく同時に外れなければなりません。1ポッドでも先に外れてしまうとそこから空気が漏れてしまい、他のピストンが外せなくなるからです。
苦戦中です。ピストンが1つだけ先に外れてしまい押し戻したり、しまいには3つ外れたのに1つだけ外れなかったり・・・。何度繰り返したでしょうか。
これも一見すると4ポッド共にうまく外れている様に見えますが、ここまでピストンを押し出しても取れません。ピストンを傷付けられないので工具は使えないので苦労しました。
散々苦心した結果、ようやく良い方法を思い付きました。タイラップを巻いてピストンの押出量を調節すればうまくいきます。タイラップを巻いて押出量を調節したらなんと一回で上手く外れました。これを最初から思い付けば・・・。
この後のキャリパーボルトやブレーキパッドピンの外し方は、フロントブレーキキャリパーの分解手順と同じです。
リアブレーキキャリパーの分解が出来ました。これから清掃します。
参考情報としてリアブレーキキャリパー裏面に刻印された型番は「9863」と「9282」でした。フロントとリアのキャリパーの違いはリアはエア抜き用のブリーダーが付いている事だけで、それ以外に使用しているパーツはフロントと全て同じです。よってピストンやシール類はフロントブレーキ用のパーツを流用出来ます。
キャリパーボルトは錆でボロボロなので新品と交換します。この機会にメンテナンスして良かったです。
ブレーキピストンに薄く傷が付いてました。これがリアブレーキの動きを渋くしていた原因だと思いますので、ブレーキピストンも新品に交換したと思います。