・クラッチマスターシリンダーとリザーバーの取り外し
・クラッチフルードラインの取り外し
とても簡単です。取り外しだけならば30分もあれば出来るでしょう。まずは廃油ボックスをセカンダリークラッチアクチュエーターの下に置きます。クラッチラインとリザーバータンク内のオイル量なのでこんな大きな容器を用意しなくても構いません。要らなくなったバスタオルぐらいでも十分賄えると思います。
クラッチフルードラインのフレアナットを緩める前にクラッチフルードラインを留めているタイラップを切ってしまいます。先にラインを抜いてしまうとぽたぽたと垂れるオイルと格闘しながらラインを抜く事になります。
タイラップ留めは3ヶ所でした。写真だととても分かり難いですがリアブレーキマスターシリンダーの下にまず一つ目があります。
クラッチ側クランクケースのファスナー5番付近と、同じくファスナー14番付近です。
セカンダリークラッチアクチュエーターカバーは既に取り外してあるので先に進みます。カバーを外すとフルードラインが見えます。フレアナットを緩めます。ここはインチねじで"7/16です。
フレアナットを緩めるとクラッチフルードが出てきます。エア抜きスクリューを緩めて残りのクラッチフルードを最後まで抜き切ります。ここもインチねじで"3/8です。
後はクラッチフルードが抜け切ったらクラッチラインを引き抜くだけですが、あれ? こんな所にゴミが・・・。
フルード漏れ対策だと思いますが、この時にスクリューにシールテープをまた巻かれていました。シールテープではゴミがクランクケース内に落ちる恐れがあるのでこういう事は止めて欲しいです。V-RODのサービスガイドには組み付け時にはエア抜きスクリューにサービスキットの潤滑剤を塗布し、新品のOリングをエア抜きスクリューに取り付けるようにと指示があります。
最後に本日の戦利品です。
バンジョーボルトは再利用しますがワッシャーとクラッチラインは廃棄します。クラッチラインは両端のバンジョー部分を除いて162cm。ちなみにパーツカタログで調べるとVRSCDXは純正番号は38692-04C、VRSCFは38658-01Cでした。brembo ラジアルRCSクラッチマスターシリンダーは塗装に出したいと思います。