2016/12/31

ハンドルバー取り外し作業 その2

 先日の続きです。

 ハンドルバーを取り外すにはウインカー配線とヘッドライト配線も抜きます。配線を抜く為に左サイドカバーを開けます。

 V-RODのハンドコントロール用はモレックスコネクターを使用しています。ハーレーではコネクターの色で取り付け位置を識別する事が出来、左ターンシグナル等車両の左側のアクセサリーに関連するコネクターは灰色、右側のアクセサリーやその他すべてに関連するコネクターは黒色です。
 更に通常、ソケットハウジングはアクセサリー側に位置し、ピンハウジングはワイヤーハーネス側に位置するのもハーレーのお約束事項です。

 左右ウインカースイッチのコネクターは左サイドカバーを開けると出てきます。コネクターは前述の通り色別されていますので、灰色の22番コネクターは左ハンドルバーコントロールコネクターです。その下にある黒色の24番コネクターは右ハンドルバーコントロールコネクターです。


 分かり易くする為に画像に加筆しました。上の黄色線が左ハンドルバーコントロールコネクター、下の緑色線が右ハンドルバーコントロールコネクターです。
 それぞれの雌コネクターはソケットハウジングのラッチを押して、矢印の方向(シート側)へずらすと外せます。雄コネクターも同じ方向にずらすと外せます。


 ライザーに阻まれて、そう簡単には左右ハンドルバーコントロール配線が抜けません。BAD LAND ヘッドライト・フェアリング ローダウン・ブラケットも取り外します。


 本日の戦利品です。ハンドルバーが取り外せました。


 よく見ると右ハンドルコントロール側の配線ガイド用加工穴がとても小さいのに、いじめかと勘違いする程配線を無理やり押し込んでいます。今後のメンテナンスを考慮していない作業です。これではもし何か修理があった場合配線が抜けません。更に配線ガイド用加工穴のバリはそのままです。この時に少し位はバリを馴らすか加工穴自体を大きく開ける等何らかの工夫は出来ただろうにと思うと残念です。


 左側ハンドルコントロール側だけは配線保護用と思われるテープが巻かれていました。何故右側は巻かないのか? 作業内容が左右同じではない理由が思い付きません。


 ライザーのネジもサビサビです。パーツ番号は3726Mです。この機会にネジも交換したいと思います。




2016/12/30

TONE ツールチェスト BX230BK

 先日ツールチェスト探しを記事にし、結局TONE BX230BKを購入しました。

 購入を決定したポイントをご紹介します。4段ツールチェストで探すとTONEが一番だと思います。


 ハンドルがしっかりしている点とハンドルが凹んでいるので省スペース構造です。このハンドルが凹んでいる設計はあまりありません。このような小型の4段ツールチェストは物置等に片づけておくのを想定しているのでしょう。ハンドル部分が飛び出していないので物置にしまっておいてもすっきりです。


 天板に折り目を入れて強度を上げている点も重要です。安価なツールチェストの天板はここに折り目が入ってない商品もありますので確かめておくのをお薦めします。


 繋ぎ合わせもしっかりしています。


 引き出しレールも丈夫そうで安心です。


 天板を閉じると引き出しが開かないようにロック機構が付いてます。


 開梱して初めて見た時はもう1つ上のサイズを買えば良かったかもと後悔しそうでしたが、使ってみると案外沢山入るのでこれはこれで良い買い物だと思いました。


 最後に購入価格です。いつものように価格調査したところ、DAISHIN工具箱 楽天市場店が最もお手頃価格でした。
トネ TONE ツールボックス(ブラック) BX230BK 13,241円


小計 13,241円




コーケン 3/8sq 9.5mm Z-EAL 6角スタンダードソケット 5.5/6/21/22

 先日購入したko-ken Z-EALのラチェットセットに入っていなかった5.5mm6mm21mm22mmのソケットを追加購入しました。これで3/8sq 9.5mmのソケットは全て揃いました。

 合わせてラチェットハンドル 3725Zを購入しましたが欠品だったので、スピンナハンドル 3768Z-250だけ購入しました。


 ついでにソケットレールも追加購入しました。12Pあったんですね。間違えて8Pにしてしまいました。


 最後に購入価格です。いつものように価格調査したところ、DAISHIN工具箱 楽天市場店が最もお手頃価格でした。

Ko-Ken Z-EAL アルミソケットレール 3/8sq 9.5mm クリップ8ヶ付き RSAL200-3/8X8
 1,318円
Ko-Ken Z-EAL 3/8sq 9.5mm スピンナハンドル 全長250mm 3768Z-250 2,396円
Ko-Ken Z-EAL 3/8sq 9.5mm 6角ソケット 5.5mm 3400MZ-5.5 423円
Ko-Ken Z-EAL 3/8sq 9.5mm 6角ソケット 6mm 3400MZ-6 423円
Ko-Ken Z-EAL 3/8sq 9.5mm 6角ソケット 21mm 3400MZ-21 496円
Ko-Ken Z-EAL 3/8sq 9.5mm 6角ソケット 22mm 3400MZ-22 527円

小計 5,538円




2016/12/28

V-ROD ミッドコントロールステップを自作しよう その1

 結局ワンオフカスタムショップがあてにならないのは十分に分かりました。

 作る時の事ばかり考えて後々の事は考えていないだけではなく、結局自分達が優先で、親身にお客さんの立場で考える事はなく、お客さんは置き去りにするのがカスタムショップだと理解しました。

 どの車種においても同じ事が言えるかも知れませんが、ワンオフカスタムショップのビルダー達はバイクに触れている時間は長いけど、実際にバイクに乗っている時間はライダーより短いように見受けられます。単一車種専門店ならまだしも多車種を扱うショップは顕著にその傾向が有ります。よって彼らはライダーにとって本当の使い易さや細かいニーズになかなか気が付いていません。結局ライダーにしかバイクと共に多くの時間を費やしたライダーの気持ちは分かりません。またワンオフカスタムショップは基本的に板金屋さんなので、バイク整備は苦手でバイク知識もさほど詳しくないのも分かりました。

 これならば、信頼の置けないパーツを使うよりも結局自作した方がずっと満足するし、より良いものが出来ます。

 今の構想では、Harley-Davidson純正ロアーフレームを加工するのではなく新規ロワーフレームで作製して、そこにフットレストサポートを直付けします。フットステップ、フットレストは純正部品または市販品を使用します。選択の範囲も広がるし、汎用性と整備性も上げられるし、価格も抑えられます。

 万里の道も1歩から。まずはロワーフレームのフレーム経の計測から始めたいと思います。


 ロワーフレームの上側はΦ38.13mです。


 ロワーフレームの上側はΦ42.47mです。何故下側は太いのだろうか・・・。測り間違えかな。機会を改めてじっくりやろうと思います。




2016/12/25

ハンドルバー取り外し作業 その1

 もう信頼が置けないカスタムは一切合切取り外して、もう一度やり直したくなりました。こんな事ならば自分でやった方が綺麗に安全に仕上げられます。

 やりたい事は以下の通りです。もう全部カスタムやり直しじゃんか。

・フロントブレーキフルードを交換
・クラッチフルードを交換
ハンドルグリップを取り替える
・スマートフォン用アームステイを取り付ける
GARAGE TOTAL HIDへッドライトの配線を引き直す
GARAGE TOTAL LEDウィンカーの配線を引き直す
・ETCアンテナの配線を引き直す
・スマートフォン充電用配線を引き直す
・DAYTONAバッテリー充電器用の配線を引き直す
ヒートデーモンズのスイッチを右側から左側へ戻す
ミスミエンジニアリング brembo ラジアルRCS マスターシリンダーに機械式スイッチを取り付ける
ミスミエンジニアリング brembo ラジアルRCS マスターシリンダー用ミラーホルダーキットを取り付ける
・ついでにミスミエンジニアリング brembo ラジアルRCS マスターシリンダーを黒色塗装する
・ついでにミスミエンジニアリング brembo ラジアルRCS マスターシリンダー用ミラーホルダーキットも黒色塗装する
・ついでにハンドルバーを入れ替える
・バッテリーケーブルを製作して入れ替える

 スイッチハウジングとハンドルグリップの取り外しは省略して、ミスミエンジニアリング brembo ラジアルRCS ブレーキマスターシリンダーから始めます。

 ブレーキ側にヒートデーモンズスイッチを移動したのですが、このクランプの隙間は何?

 ここはHarley-Davidson純正部品もbrembo純正部品もアフターパーツ含め全て必ず接合させるように製作しています。何故接合しなければならないか説明はしませんが、部品を正しく理解していればこの様な作り込みにはならなかったはずです。シリンダー側とクランプがちゃんと接合するように作り込んで欲しいです。


 インスツルメントハウジングのネジを外します。


 インスツルメントクラスター(スピードメーター)を割るようにゆっくり開けると、インスツルメントクラスターコネクターが見えますのでコネクターを外します。


 トップクランプを固定しているネジ4本(ハンドルバートップクランプファスナー)を外します。このネジもサビサビですね。バーツ番号は3385Mです。この機会に取り替えたいと思います。


 中通しした配線の取り外し作業前まで完了しました。今日はここまでです。


 ヒートデーモンズの配線を取り外したいのですが、取付説明書はもう無いのでYoutubeにある動画で作業内容を事前に把握しておかないと・・・。




セカンダリークラッチアクチュエーターカバーの取り外し

 クラッチフルードを抜き取る為にはセカンダリークラッチアクチュエーターカバーを開けなければならないので仕方なくヒールガードを手で曲げました。


 ヒールガードはもう折れる寸前です。

 ヒールガード作成は僕のミッドコントロールステップのイメージには元々ありませんでした。これはビルダーのアイディアで、納車時にヒールガードが取り付けられた事を初めて知りました。もうこんなメンテナンスの邪魔になるパーツは要りません。




2016/12/23

V-ROD スロットルケーブル アイドルケーブル取り外し

 錆がかなり出てきたのと2010年に納車して以来まだ交換した事が無いので、この機会にケーブル類を一新したいと思い立ちました。錆だらけのパーツ写真はどれも恥ずかしい限りですが、ありのままの現状で作業を進めます。


 まずはケーブルアジャスタージャムナットを目一杯まで緩めます。続いてケーブルアジャスターもジャムナット同様に最短なるまで緩めます。青色がケーブルアジャスタージャムナットです。緑色がスロットルケーブルアジャスターです。ちなみにヘッドライト側がスロットルケーブルで、ライダー側がアイドルケーブルです。


 分かり易いように作業前と作業後を並べて撮影しました。左側にあるアイドルケーブル(=戻し側)が作業前で、右側にあるスロットルケーブル(=引き側)がアジャスターを最短になるまで緩めた状態です。スロットルケーブルアジャスターを最短になるまで緩めるのは遊びが出来てケーブルが緩んで外し易くする為です。


 スイッチハウジングを外します。スイッチハウジングはヘックスローブネジで二箇所留まっています。こちらがアッパースイッチハウジングです。


 こちらがロアハウジング側です。スイッチハウジングのネジはパーツ番号3658です。この機会に取り替えておきたいと思います。


 スロットルケーブルエンドをスロットルグリップノッチで回し、ケーブルをスロットルグリップとロアハウジングから取り外します。スロットルケーブルに抜け止めリングが付いているのでロアハウジングからスロットケーブルを取り外しのに多少力が要ります。ゆっくり徐々に力を掛ければケーブルは抜けます。
 この金色の金属はケーブルエンドですので外したら無くさないようにしましょう。Harley-Davidson純正ケーブルはタイコが球型なのでこれで変換しています。無くしてしまうと純正パーツ BRASS FERRULE 56508-76が必要です。その前にスロットルチューブも随分お疲れなので合わせて要交換ですね。


 ケーブルがロアハウジングから抜けました。スロットルケーブル作業とは関係ありませんが、やっぱりbrembo ラジアル RCS マスターシリンダーの機械式スイッチの配線はされておらず。


 スロットルボディ側のケーブルも取り外します。

 エアボックスを取り外す。エアボックスを取り外したらスロットカムが見えますので、スロットルケーブルハウジングをスロットルボディのガイドから取り外してケーブルバレルをスロットルカムから取り外せばOKです。


 こちらがスロットルケーブル側です。


 こちらがアイドルケーブル側です。



 ケーブル取り外し作業は30分も掛からない程度の簡単でしたが、こちらが今日の戦利品です。実はスロットルケーブルの方が若干長いです。


 どうしてケーブル被覆の素材が違うんだろう。アイドルケーブルの方が太いです。スロットルは切れても事故にはならないけどアイドルが切れると事故に繋がりかねないから敢えて太くしているのかなぁ?
 純正部品だから敢えて被覆素材を変えた理由が有る筈です。理由を知りたい。とても気になります。


 アウターケーブル長を測りました。スロットルケーブルは750mmで、アイドルケーブルは725mmとした。


 アウターケーブルの差は25mmです。


 インナーワイヤーの突き出し長も計測します。スロットルケーブルが95mm、アイドルケーブルは115mmでした。



 被覆が露出している部分はどちらも15mmでした。


 スロットルケーブルは何処のブランドを購入するか悩みますね。