まずはケーブルアジャスタージャムナットを目一杯まで緩めます。続いてケーブルアジャスターもジャムナット同様に最短なるまで緩めます。青色がケーブルアジャスタージャムナットです。緑色がスロットルケーブルアジャスターです。ちなみにヘッドライト側がスロットルケーブルで、ライダー側がアイドルケーブルです。
分かり易いように作業前と作業後を並べて撮影しました。左側にあるアイドルケーブル(=戻し側)が作業前で、右側にあるスロットルケーブル(=引き側)がアジャスターを最短になるまで緩めた状態です。スロットルケーブルアジャスターを最短になるまで緩めるのは遊びが出来てケーブルが緩んで外し易くする為です。
スイッチハウジングを外します。スイッチハウジングはヘックスローブネジで二箇所留まっています。こちらがアッパースイッチハウジングです。
こちらがロアハウジング側です。スイッチハウジングのネジはパーツ番号3658です。この機会に取り替えておきたいと思います。
スロットルケーブルエンドをスロットルグリップノッチで回し、ケーブルをスロットルグリップとロアハウジングから取り外します。スロットルケーブルに抜け止めリングが付いているのでロアハウジングからスロットケーブルを取り外しのに多少力が要ります。ゆっくり徐々に力を掛ければケーブルは抜けます。
この金色の金属はケーブルエンドですので外したら無くさないようにしましょう。Harley-Davidson純正ケーブルはタイコが球型なのでこれで変換しています。無くしてしまうと純正パーツ BRASS FERRULE 56508-76が必要です。その前にスロットルチューブも随分お疲れなので合わせて要交換ですね。
ケーブルがロアハウジングから抜けました。スロットルケーブル作業とは関係ありませんが、やっぱりbrembo ラジアル RCS マスターシリンダーの機械式スイッチの配線はされておらず。
スロットルボディ側のケーブルも取り外します。
エアボックスを取り外す。エアボックスを取り外したらスロットカムが見えますので、スロットルケーブルハウジングをスロットルボディのガイドから取り外してケーブルバレルをスロットルカムから取り外せばOKです。
こちらがスロットルケーブル側です。
こちらがアイドルケーブル側です。
ケーブル取り外し作業は30分も掛からない程度の簡単でしたが、こちらが今日の戦利品です。実はスロットルケーブルの方が若干長いです。
どうしてケーブル被覆の素材が違うんだろう。アイドルケーブルの方が太いです。スロットルは切れても事故にはならないけどアイドルが切れると事故に繋がりかねないから敢えて太くしているのかなぁ?
純正部品だから敢えて被覆素材を変えた理由が有る筈です。理由を知りたい。とても気になります。
アウターケーブル長を測りました。スロットルケーブルは750mmで、アイドルケーブルは725mmとした。
アウターケーブルの差は25mmです。
インナーワイヤーの突き出し長も計測します。スロットルケーブルが95mm、アイドルケーブルは115mmでした。
被覆が露出している部分はどちらも15mmでした。
スロットルケーブルは何処のブランドを購入するか悩みますね。